お部屋快適片づけ術

Date:2012年11月27日16時52分 | Category:特集 | Writer:ぐらんざ編集部

いよいよ師走。今年も残すところあとわずかとなってきました。
来たる新たな年にむけて、はたまた集う家族を迎えるために、家中の整理をしなくちゃいけない…と思うけれど、なかなか気分がのりきれない、という方も少なくはないはず!
毎年年末にこの感覚に苛まれるくらいなら、いっそ日々の“片づけ意識”を見直そせばラクになるはず!?
プロが教える、片づけ・整理の極意をご紹介します!




お話しをうかがった“片づけプロ”は…
里舘友子さん


整理収納アドバイザー。
過去13年間には、述べ3,000件のご家庭の家事代行、整理収納片づけなどのサービスやアドバイスに携わる。
現在では、整理収納アドバイザー2級認定講座をはじめ、セミナーの講師としても活躍中


「整理」と「捨てる」は、似て非なるもの


整理は苦手ですか?


 「整理」という言葉から、「捨てる」を連想する方が多いでしょう。もちろん、収納スペースは限られているので、すべてを保管することはできません。だからといって、潔く捨てることができない物もあります。
 整理をしていると、一度は感じるこの種のジレンマに対し、「『整理』=『捨てる』ではないんですよ」というのは、ハウスキーピングsanの里舘友子さん。

 「例えば日頃使っていなくても、自分にとって大切なストーリーがあるものもあります。まず捨てるから始めると、ストーリー性のあるものは捨て難いので、人は整理をすることを拒絶してしまいます。整理とは、『区別』をすることです。今のあなたに必要なものとそうでないものを区別する。区別をした結果、それを譲りたい人がいるかもしれない。整理、区別をしてその先にある人に譲る、売る、寄付するといった選択肢のひとつが、捨てるという行為なんです」。また、何かに使えるかもしれないから保管しておこうというものも、本来の使い道とは違った活用法で生活の役に立つことも。「ポイントは“何か”が何なのかをその場で一生懸命に考えることです。その時に閃かなかったら、この先も使わない可能性は大。でも閃いた時の快感は、楽しいですよ」。

50歳は“整理”の節目

 里舘さんご自身が50歳を迎えて、整理の考え方がそれまでとは大きく変わったといいます。
 「前半は、結婚や子育てと、怒涛の人生で物の出入りも激しかった。でも、これから先の生活を考えると、生活の大きな変化はもうないかなって思うんです。そうしたら、身のまわりをシンプルにして、好きな物だけに囲まれた本当に豊かな生活をする時が来たんじゃないかと。そのためにも、50代で一度リセットして、これから先をよりよく生きるための整理が必要だなと感じました」。

 20年30年分の物を、一気に整理しようとしては、またすぐに元に戻ってしまうという里舘さん。まずは、現状の暮らしを振り返り、これからの暮らしのテーマを決めた上で、半年〜1年の長期間で整理計画を立て、ゆっくり実行していくことが、“整理節目年”に必要な整理術なんだそうです。


心がけるは“見える”収納

 「今の暮らしに必要なものを選択して、使いやすいように物の“指定席”を決める。これが収納です」と里舘さん。物の指定席さえ決まっていれば、「片づけよう!」と気負わなくても、誰もが簡単に片づけることができるというのです。この指定席を決める際のポイントが2つ。ひとつは、どこで誰がどのくらいの頻度で使うのか、ということ。そしてもうひとつは、扉を開けサっと一目でわかり、ワンアクションで使えるように収納すること。そして、整理収納のモチベーションUPには、“目標”を明確に設定することが最も必要という。

 「いつでも人を呼べるようにしたい、掃除がしやすい、などどのような暮らしを目指すのかを決めると、おのずと必要なものが決まり、使い勝手の良い、物の指定席が決まります。これを家族みんなの協力で維持していけるように、ワンアクションの見える収納を心がけることが大切ですね」。


見える収納の代表!ホームファイリングという考え方


 扉を開けて誰が見てもサッと一目でわかる状態、そしてワンアクションで出し入れできることが、収納の基本。例えば年賀状やデリバリーのメニュー表などまとめるのが面倒な書類も、“暮らし・経済・説明書・受発信”など大きな分類ごとにボックスを作って収納。




 例えば受発信ボックスには過去3年分の年賀状や住所録、今年来た転居転勤のお知らせなどを、小さく分類して保管。こうしておくと、年賀状の準備も簡単にできるし、「母さんがいないと何もわからない…」なんてことも回避できる。
 里舘さんいわく「収納には、家族が使いやすいようにという思いやりが必要ですね」。



まずはバッグやお財布で整理術をマスター!

 まずは小さなものから整理術を体感してみてはと里舘さん。元々物の指定席が決まっているバッグやお財布は、最初のトライにおすすめ。この時のポイントは、整理したい空間(バッグやお財布など)の中身をすべて出して区別すること。

 必要なさそうなものだけを引き抜くだけでは、根本的な区別が出来ず、空いたスペースにまた別の物を入れてしまうので、すぐに元に戻ってしまうのだとか。「整理に苦手意識を持っている方でも、一度整理ができたら自信につながります。すべての空間が応用で、整理収納していけるので、まずは小さな空間から取り組んで、徐々に空間を広げてみてください」。


 まずは整理をしたい空間に入っているものをすべて出す!そこに収まっていたものの全容をまずは把握することから。



 行動パターンや使用頻度などを考慮しながら、必要なもの、そうでないものを区別する。また、必要なものも、サイズ感やカテゴリーなどの基準でさらに区別をする。



 必要なものを入れる指定席を決め、収めていく。例えば、バッグ側面のポケットには、使用頻度の高い携帯電話を入れる、など。


 今月は簡単整理術をご紹介しましたが、あなたはこの年の瀬、家族とどのような暮らしを思い描き、どの空間から整理を始めますか?


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