人生まだまだ発見ばかり

Date:2014年08月26日10時56分 | Category:特集 | Writer:ぐらんざ編集部


子育てや仕事がひと段落した今だからこそ、
まだ知らない楽しさや面白さを見つけに行きませんか?



[バレエが詠田さんに与えた輝き]

仕事のために一時は諦めていた
バレエを再び習い始めた
詠田由美さん(56歳)に大人ならではの習い事の楽しさを伺いました。

大人だからこそわかる 踊ることの面白さ

 踊るってこんなに面白いことだったんだ―。49歳のとき、長いブランクを経てバレエ教室にふたたび通い始めた詠田由美さんは、あらためてバレエの魅力に気づかされたという。

「通い始めて最初に感動したのは、ピアノの生演奏でレッスンをすることでした。録音された曲に合わせて踊ると人によって曲が遅く感じたり、反対に早すぎて踊れないまま終わってしまったり…。でも生演奏なら、一人ひとりの踊る呼吸に合わせて演奏のスピードも変えてくれるから踊りやすくて。それに先生方もプロのレベルの方ばかり!今は大人の習い事でもこんな恵まれた場があるのかと。これはありがたいことですね」と詠田さん。

 とはいえ、長い間踊っていなかった体は、若い頃とは体力も感覚も違い、最初はトゥシューズで回転するのがとても怖かったのだという。しかし、その感覚が逆に大人ならではの踊りの楽しさを教えてくれた。どうすれば、安定して綺麗に回れるのか…。それを紐解いていくと回転するという動きが足だけを使っていることではないことがわかる。

「先生方が筋肉の構造からわかりやすく教えてくれて。足を前に出すことですら、背中、脇、そしてお腹の筋肉を使わなければ綺麗に出すことはできない。子供の頃はなんとなく無意識にやっていたことですが、大人になるとそれを一つずつ頭で考えて理解することができる。そうやって努力して少しずつできるようになるのがすごく面白いんです」と微笑む。

ひとつ出来るようになって、またひとつ上を目指す

 詠田さんのように元々バレエをやったことがなくとも、ぐらんざ世代から新たに始めることはできるのだろうか―?詠田さんは年齢は関係ないと言う。

「子供でも、大人でも、みんな最初は足のポジションを覚えることから始めます。始めはすごく立ちにくい!でも、繰り返すうちに気づいたら自然と立てるようになっている。そしたら次のステップに進んで、また出来なくて、練習して出来るようになって…。それの繰り返し。先生方も“大人だって一歩ずつ登っていけば必ず上手になる”っていう気持ちで教えてらっしゃる。きっとそれは教室の主催者である熊川哲也さんのポリシーで、現場の先生方も皆さんその想いを受け継いでらっしゃる。それにバレエはここまでできたら終わりという到達点はないんじゃないでしょうか。それは先生方であってもそうですし、いくつから始めても変わらないことだと思います」。

 誰かと比べるのではなく自分と真摯に向き合い、一つずつ上っていく先に本当の輝きがあるのかもしれない。経験を積んだ大人だからこそ、自分を高める時間を楽しみたい。


´◆崟険藾佞妊譽奪好鵑鬚垢襪函皆さん気持ちよさそうな顔で踊られています」と語るのは奥山真之介先生。不思議と汗もたくさんかくようになるのだとか。
産婦人科医として多くの女性を診ている詠田さんは、あらゆる年代の女性にバレエを勧めたいとも語る。閉経とともに次第に衰えていく筋肉や骨をバレエで培った筋力が支えてくれる。
す々としたスタジオの床に使われているのは桜の木。足に負担がかかりにくい素材で、思いっきり踊りを楽しむことができる。
テ本の最高レベルのバレエダンサー熊川哲也氏主催の教室「K-BALLET福岡スタジオ」。細かなクラス分けがされているので、初心者でも安心。 

■取材協力先/K-BALLET 福岡スタジオ 
TEL:092-791-1280 福岡市中央区天神1-7-11 イムズ6F 
http://www.k-balletgate.com/

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[アコースティックギターが大渡さんに与えた情熱]

アコースティックギターを58歳から習い始めた大渡敏夫さん(64歳)、
そして同じ教室でオカリナを習っている妻の智子さん(58歳)にお話を伺いました。

仕事一筋から ギター一筋に変わった 第二の人生 

 「58歳になるまで音楽はやったことがありませんでした」。仕事一筋で生きてきた大渡敏夫さんが、定年を前に出会ったのがアコースティックギターだった。

「中学生の頃、ベンチャーズがギターでかっこいい音を鳴らしてましてね。他にもビートルズや、フォークロック…、好きな音楽にはみんなギターが入っている。でも、自分が弾こうっていう気持ちはなくて(笑)。仕事が落ち着いて時間ができて、さぁ何をやるかってなったときに、趣味がないわけですよ。それで、あの時に好きだった曲の一曲くらい弾けるようになったらいいな、と」。

 還暦を目前に新しいことを始めるのは勇気がいることだ。音楽経験がなく、楽譜も読めない大渡さんも当然不安だった。

「でも、スクールの方に相談すると、この歳から始める方も多いと聞いて安心しました。実際に習い始めるとすっかり熱中してしまいましたよ!レッスンで自分が弾いた後に先生が弾くでしょ?すると同じ音なのに、先生の音には深みやツヤがあって全然違って聞こえるんですよ。自分もそんな“いい音”を出したくて、ひたすら練習です(笑)」。

 妻の智子さんも、同じヤマハの教室でオカリナのレッスンを受けている。

「最初にギター教室の説明を聞きに来たときに、主人が“オカリナの教室はありますか?”って聞いてくれました。私が随分前にオカリナを習っていたことを覚えてくれていて、そう言ってくれたことが嬉しかったですね。これからはふたりで一緒に合奏できる曲を増やしていきたいです」

と目標を語ってくれた。今は楽器の練習を中心に生活のリズムを作っているという大渡夫妻。その笑顔は青春時代のようにイキイキと若々しく輝いていた。 


´◆箸いげ察匹鮟个垢燭瓠∋悗粒囘戮簣咾慮きを変えながら、同じ曲を何十回、何百回と練習する。「ギターは努力すれば、音で応えてくれる」と大渡さん。
3擺錣鮖呂瓩討ら音楽番組をふたりで観るようになったそう。ギター、オカリナだけでなくクラシックなど別ジャンルの音楽にも興味を持つように。



[合唱が女性たちに与えた、明るさと元気]

60代からコーラスを始めたという「大人の合唱団」の皆さん。
いつも笑顔が絶えないその明るいレッスンの秘密を教えてくれました。

大きな声で歌って、笑って、犲分瓩北瓩

 教室の扉を開けると、懐かしいメロディに合わせて歌う朗らかな声が耳に飛び込んできた。「ヤマハ大人の合唱団」では、二週間に一度ぐらんざ世代の生徒が集まり青春時代の思い出の曲を中心に合唱のレッスンを受けている。

 学生時代に歌っていた曲をもう一度歌いたい。大きな声を出したい。歌に元気をもらったから。それぞれ様々な想いで教室に通い始めたという皆さんは、レッスンの合間に笑い合ったり、おしゃべりをしたり本当に楽しそう。

「始めはみんな一人で参加したんですよ。でも、いい方ばかりですぐに馴染めました」と微笑む。価値観の違いや、相手との距離感だったり、大人にとって気の合う仲間を見つけるのは難しい。

「歌が好きで楽しく歌いたいという想いが一緒だからかもしれませんね。それに隔週というのもちょうどいいんです(笑)。二週間に一度ここに来て、みんなと会って、思いっきり声を出して歌って…。自分ひとりではどうしようもないってくらい疲れているときでも、ここにくると元気になれます」。

 親の介護であったり、配偶者の健康のことであったり、子供のことであったり、ぐらんざ世代には何かと心配事も多い。でも、レッスンの間はすべてを忘れて、誰かの奥さんでも、お母さんでもなく“自分”に戻ることができるのだという。

「それに歌うときに先生がいつも“口角を上げなさい”っておっしゃるんです。“口角を上げることは笑うことですよ”って。それで笑顔で歌うでしょ?楽しいですよ」。

レッスンの恩恵を受けているのは本人たちだけでない。「レッスンが終わって帰ると、主人が“ご機嫌だね”って言うんです」。女性が明るいと家庭も明るくなる。色んなことが起こるぐらんざ世代、だからこそ、自分がまず楽しんで元気になり周りを照らしていきたい。そんな頼もしくも優しい女性の姿がここにあった。 


 屬困い屬鸚爾出るようになってきました」と皆さん。レッスン後に食事に行くと、ついつい大きな声のままおしゃべりしてしまうことも。
▲譽奪好鵑僕茲討發蕕Δ海箸鬚泙些擇靴鵑任發蕕辰董回数を重ねるうちに少しずつ上達してもらいたい、という先生。失敗しても怒らずにそっと教えてくれる優しさが嬉しい。
3敝茲棒萓犬らのアドバイスをメモ書きして。発表会前は歌詞や振り付けを覚えて臨む、その緊張感も新鮮。


■取材協力先/ヤマハ天神センター 
TEL:092-741-4865
福岡市中央区天神1丁目13-6 西鉄天神ビル4F

・ヤマハ大人の合唱団 レッスン見学
9月9日(火)、10日(水)、24日(水)、30日(火)11:30〜
※ご見学の際は、前日までに要予約。

・アコースティックギター特別無料体験会
9/19(金)15:30 ※前日までに要予約
お申し込み・お問合せは、ヤマハ天神センターまで