JA福岡市「手掘りレンコン」

Date:2014年12月16日22時43分 | Category:地産地消 | Writer:ぐらんざ編集部
シャキッとした歯ごたえ、ホクホクの甘みが広がる!

 正月のおせち料理に欠かせないレンコン、穴があいていることから「先が見通せる」として縁起物である。「常陸風土記」の中でも「神世に天より流れ来し水沼なり、生ふる所の蓮根、味いとことにして、甘美きこと、他所に絶れたり、病有る者、この蓮を食へば早く差えて験あり」とあるように薬用としても食べられていた事が分かる。さて昭和30年代、街のあちこちで「レンコン堀」を見かけた記憶をお持ちの方も多いのではなかろうか?

 今回ご登場いただく名人は手掘りレンコンにこだわる野瀬恒資さん。西区羽根戸地区でレンコン栽培をされている。野瀬さんの作るレンコンは主に「博多じょうもんさん福重市場」に出荷されているが、「シャキッとした歯ごたえのあと、イモのようなホクホクでやわらかい甘さが口いっぱいに広がる」と評判でリピーターが絶えないほどの人気だという。


 「祖父の代から続くレンコン農家3代目です。一番のこだわりは手掘り、砂地質より粘土質の中で育ったレンコンが重量も重いし旨いのです。これは父から習得しました。はっきり言って、手掘りは重労働です。レンコン1本収穫するのは、大根100本収穫する位のイメージなんです(笑)。土の中は見えません、永年の経験と勘でレンコンがどう伸びているか予想するのです。収穫は3月まで。これからもっと寒くなり、泥が冷たくなり手はかじかみますが、作業していくうちに身体は熱くなってきて、半袖で作業することもあります(笑)。自分が作るレンコンを楽しみにしている方がいる、それが一番の励みです。もっと沢山の方に食べていただきたいです」と笑顔で語っていただいた。

 今年のおせち、名人野瀬さんのレンコンを使われてみてはいかがだろうか?



収穫された見事なレンコン。後ろに見えるのは飯盛山。



手掘りは重労働。レンコンを傷つけないように
作業は慎重である。




粘土質から顔を出したレンコン。



収穫に使う四つ又(よつまた)(上)、さしぐわ(下)