ホテルの日常使い

Date:2016年10月17日13時48分 | Category:特集 | Writer:ぐらんざ編集部




“ホテル”と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?
高級感あるしつらえに、行き届いたホスピタリティー。
今回は、そんなとっておきの場所・ホテルを利用した楽しみ方をご紹介。
宿泊だけなんてもったいない。
これからはホテルの日常使いを楽しみましょう。


バー・ラウンジ

「まだまだ話したりない」
二次会はホテルのバーでしっとりと



 久しぶりに会う友人との食事会。家族の話、友人の話、健康の話…。なかなか話題が尽きなくて、一次会で解散するのもなんだか名残惜しい。
さて、これからどこに行こう?そんなときに思い出してもらいたいのが、ホテルのバーラウンジです。おすすめは西鉄グランドホテルのバー・ラウンジ『グロット』。
福岡の迎賓館として建てられたホテルにふさわしく、バーにはしっとりとした空気が流れています。ホテルが佇む西通りの喧騒が嘘のような、まさに落ち着いた大人の隠れ家。

 カウンターに腰を下ろすと、バーテンダーの川端さんが「いらっしゃいませ」とにっこり。人懐っこい笑顔に、緊張もほぐれほっと一息。
普段行き慣れていないと、どんなものを注文したらいいのか悩んでしまいますが、そこはご安心を。
「お気軽に私たちバーテンダーにご相談ください。例えば、甘いものがいい、さっぱりしたものがいいなど、そのときの気分をお伝えいただくだけで大丈夫です。
あとは、こちらでお客様のお気持ちに沿うものをご提案させて頂きます」

 この日、出してくれたのは桃を丸ごと一つ使った「桃のジントニック」。
ちょうど良い甘さのフルーティーなカクテルで、あぁ求めていたのはこの味だったんだと、自然と顔がほころんで…。「今日はいい夜だね」そんな話をしながら、夜はふけていきます。



飴色に輝くバーカウンターは、47年前の創業当時から使われているもの。手前に窪んだ肘掛け部分があるブリティッシュスタイル。
桃のジントニック(1,600円)。お店で人気のレーズンバター(1,100円)は、なんとバーテンダーの手作りだそう。
居心地がいい空間づくりを心掛けているという川端さん。仲間内だけで話したいとき、バーテンダーに相談したいとき、その空気感を読みとる力は流石。
大人世代が多い客層で、落ち着いて飲みたいときにぴったり。お昼はここで紅茶やコーヒーも味わえます。窓の外に見える、創業時から流れ続ける全長70mの滝、そして世界的庭園デザイナー・石原和幸氏が手掛けた庭園が特別な空間を演出しています。



西鉄グランドホテル
バー・ラウンジ『グロット』

福岡市中央区大名2-6-60
☎092-781-0435(エリアカスケードレセプション)
(営)10:00〜24:00



バスタイム

極上の空間で、
ゆったりお湯に浸かって…



 たまには、大きなお風呂で思いっきり足を伸ばして癒されたい。
でも、温泉地まで足を伸ばすのは大変ですし、街中の銭湯施設はなかなか混み合いがち。
そんなときは、ホテルのお風呂を利用されるのはいかがでしょうか?

 今回、ご紹介するのはアゴーラ福岡山の上ホテル&スパのお風呂。
桜坂の小高い丘の上に佇むホテルは、天神から車で10分という立地でありながら木々に囲まれ自然を感じられる場所。
まさにアーバンリゾートという趣です。

 さて、気になるお湯は、地下150メートルからくみ上げられている炭酸ナトリウム質アルカリの天然温水。
湯上りは肌がつるつるになるという、女性に嬉しい泉質です。
大きな窓から緑を眺めながらお湯に浸かっていると、固くなっていた身も心も柔らかくほどけていきます。
備え付けのシャンプーなどバス用品は、日本とフランスの共同開発で生まれた「エラバジェ」というブランドのもの。
日本人の髪や肌質に合わせた、とっておきのアメニティーです。
いつもとは違う、こんな特別感にも「ふふふ」とつい嬉しくなってしまいます。
しかもお風呂は千円(日帰りの場合)で利用できるので、気軽に楽しめますね。

 入浴後は、ロビーやライブラリーコーナーでお酒を片手にゆったり寛いで…。
いつも頑張っている貴方、たまにはこんなご褒美いかがですか?



柔らかい木漏れ日の中、お湯に浸かるのは最高の癒し。フロントでタオルを貸してくれるので、手ぶらでOK。
「ポストモダニズム」がコンセプトのロビーラウンジ。湯上りに、ここで冷えたビールを頂く人もいるそう。
お風呂で体を温めた後、スパで施術を受けることもできます。
 ※60分1万3000円〜。要予約 ☎092・771・2131(ヒルトップスパ)
ホテルの眼下に広がる景色。遠くには福岡タワーやドームも望めます。この絶景も癒しの一つ。時を忘れて、景色を眺めては?

アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ
大浴場

福岡市中央区輝国1-1-26
☎092・771・2131
(営)10:00〜20:00(日帰り)
(¥)大人:1,000円、中学生:500円、小学生:無料



お稽古事

一流の空間、一流の講師によって
磨かれる、大人の知性



 経験を積んだ今だからこそ、趣味の分野でも見識を高めたいもの。

街中にも様々な教室はありますが、落ち着いた空間で一流の講師から学びたいという人におすすめしたいのが、ホテルでの習い事です。
今回ご紹介するのは、ホテルオークラ福岡の「ワインアカデミー」。
日頃、世界各国のVIPをもてなしているホテルで学べるとあって、いま注目を集めています。

 講座は隔週1回開催され、全12回、半年にわたってワインのことを学んでいきます。
毎回の講座では6種類のワインが登場。
講師をつとめるのは、ホテル内フレンチレストラン「ル・シャンドール」のソムリエ・久保田さん。
「本日は白ワインだけお出ししています。
同じ種類のワインをテイスティングして比較することで、ワイン毎の特徴がわかってくるんです」

 加えて、ただワインの知識だけを学ぶのではなく、ワインがある食事シーンをもっと楽しんでもらいたいと、毎回ワインに合わせた料理やチーズも味わえるのも楽しみのひとつ。
「お出しするお料理は、その日の講義のためだけの特別なお料理です。
講師とシェフが相談してメニューを決めていきます。
お料理とワインを一緒に楽しむことでマリアージュを体感していただきたいです」

 一流の講師に導かれながらワインとお料理を頂く。
これまでは気付かなかったワインの楽しさ、奥深さが垣間見えました。


丁寧に教えてもらいながら、香りを確かめると種類ごとに確かな違いを感じます。また空気を含ませることで花開く香りにも驚きです。
ソムリエナイフを使用したワインの開け方もレクチャー。ワインアカデミーに入会すると、フランスのラギオール社製のソムリエナイフのプレゼントも。
テイスティングの前に、“ワインの涙”と呼ばれる滴の落ち方を見ながら粘性をチェック。粘性を見ることで、ワインの性質や甘さ、しいては葡萄が育った気候を予想するヒントになるそう。
この日のためだけの特別メニュー。学びの場、とはいえ、美味しいワインとお料理を楽しんでいるうちに、アカデミーのメンバーの方同士も仲良くなるのだとか。


ホテルオークラ福岡
ワインアカデミー

福岡市博多区下川端町3-2 ☎092・262・1111
■入会金86,400円(初回入会時のみ)、受講料ベーシッククラス全12回/181,440円
※毎回の講義でワインのテイスティング、料理、チーズ等(2万円相当)をご用意
ワインアカデミー体験講座
■11月4日(金)19:00〜、12月9日(金)19:00〜
 各回1名様28,000円(ワイン3種、料理2皿、チーズ2種、サービス料・税込)