“漢方”で冬を乗り切る!

Date:2016年12月20日13時01分 | Category:特集 | Writer:ぐらんざ編集部


最近、街中でよく漢方専門店を目にしませんか?
体の調子を整えてくれる“漢方”が、
今あらためて注目を集めています。
漢方を生活に取り入れて、この冬も元気に過ごしましょう。


 “漢方”というと、「中国医学」という印象をお持ちの方も多いのでは?ルーツになっているのは確かに古代中国の医学ですが、それが奈良時代に日本に伝わった後、日本の気候や風土に影響を受けながら独自に進化したものが漢方です。いわば、日本人のための医学体系と言えます。
 そんな私たちの強い味方・漢方は是非、生活に取り入れたいもの。もちろん、気軽に購入できる市販品などもありますが、漢方は自分自身の体質に合わせた取り入れ方が大切なので、まずは漢方専門店に相談してみるのがおすすめです。

 専門店によりカウンセリング方法は様々。例えば、今回取材に協力してくれたニホンドウ漢方ブティックでは、その人自身の自発性を促して体のバランスを整えるため、生活習慣、食生活など“生活弁証”を話してもらうカウンセリングを大切にしているそう。その後、舌チェックやスタッフによる追加質問などを行い体質を見極め、その方にあった漢方の提案が行われます。
 今回は誌面でも漢方チェック方法をご紹介。体調をくずしやすい冬だからこそ、自分自身の体質を知って、病気を未然に防ぎましょう。





上のチェック項目で五臓タイプがわかったら、
下記の表でどんな体質の特徴があるのか確認を。なりやすい症状がわかるので、健康管理の参考にしてみて。




病院から処方された薬と併用しても大丈夫?
カウンセリングの際に、どんなお薬を飲まれているのか相談しましょう。またお薬だけでなく、普段飲まれているサプリメントについても相談すれば、飲み合わせも考慮して漢方を提案してくれますよ。

漢方薬って飲むのが大変そうだけど…?
“臼で挽いて調合して…”というイメージがあるけれど、一般の人はそんなことをする必要はないのでご安心を。漢方専門店では生薬を小さく切り刻んで調合したものをティーパックのような和紙袋にいれた状態で出してくれるので、あとはじっくり煮だすだけ。旅行などのときはより簡単に服用できる錠剤や粉状タイプのものがおすすめ。




血の巡りが悪くなりがちな冬は、血圧が上がりやすい季節。釣藤散(ちょうとうさん)、七物降下湯(しちもつこうかとう)という漢方薬を提案することが多い。とはいえ、高血圧の理由は人それぞれ。例えば、便秘でエネルギーが上手く排出できず、お腹に余分なエネルギーが溜まることで高血圧になる人も。その場合は、便秘にも有効な大柴胡湯(だいさいことう)がおすすめです。




冬は泌尿器に影響を与える「腎」の症状が出やすいため、トイレが近くなってしまいがち。またそれに加え、生命力の源とされる「腎」は加齢の影響も受けやすく、年齢とともに症状も顕著に。腎の症状には、八味地黄丸(はちみじおうがん)や六味地黄丸(ろくみじおうがん)を用いることが多い。もちろん、これも体全体でバランスを診ることが大事。






◎取材協力/ニホンドウ漢方ブティック 福岡三越店
福岡市中央区天神2-1-1 福岡三越1階
☎092・726・1193