大人の散歩たび

Date:2017年08月10日16時30分 | Category:特集 | Writer:ぐらんざ編集部


長崎県
五島福江島

 長崎県五島列島福江島。東シナ海に浮かぶこの離島は、豊かな自然と多様な文化を持つ場所。遣唐使、潜伏キリシタン、藩主・五島氏の歴史…。様々な歴史文化がクロスする島は、何度訪れても新しい発見が待っている場所だ。
 そして何よりも島に流れているゆったりとした空気感が魅力。散歩たびにぴったりなスポットも点在しているので、のんびり散歩して島の文化と空気にふれよう。


島のいたるところで目にするコバルトブルーの海。波の音を聴きながら、ゆったりと海を眺める贅沢な時間を過ごして。


散歩スポット

魚津ヶ崎(ぎょうがさき)公園

撮影した夏は向日葵が満開だったが、秋にはコスモスが一面に花開く。花越しに海を見下ろすことができる絶景ポイント。花と花の間を通る散策路を歩けば、心ときめく。

長崎県五島市岐宿町岐宿1218-1
☎0959・72・6111(五島市役所)




鐙瀬(あぶんぜ)公園

五島のシンボル「鬼岳」をのぞめる海岸沿いの公園。鬼岳噴火の際に流出した溶岩が海に流れ込み、10数キロにわたり複雑な海岸線を形成している。雄大な海を眺めながら、自然を感じて。

五島市野々切町1333-3
☎0959・82・1111




五島牛に新鮮な海の幸…。
とびきりの食材で炉端焼き


柔らかな肉質と濃い旨みで各方面から絶賛されている五島牛や、朝まで泳いでいた海の幸を炉端焼きで楽しもう。焼いていくうちに鼻をくすぐる香ばしいにおいもたまらない!

椿茶屋(五島市浜町香珠子1248)
☎0959・73・5923


イチオシ散歩スポット
武家屋敷通り〜福江城跡


 五島というと自然や教会のイメージが思い浮かぶけれど、実は歴史情緒あふれるスポットもおすすめだ。
かつて五島藩士170余家が居住していた武家屋敷通りから幕末最後に建てられた福江城跡までは散策にぴったりの距離。江戸時代の雰囲気を味わいながら歩こう。


福江武家屋敷通りふるさと館

武家屋敷通りにある史料館。武家屋敷の歴史が紹介されているほか、休憩室や喫茶コーナーも備わっている。五島の伝統工芸「バラモン凧」のクラフト体験も受付。

五島市武家屋敷2-1-20
☎0959・72・6357(五島市観光交流課)


武家屋敷通り

武家屋敷通りには、今も江戸時代の武家屋敷の石垣が残っている。特徴的なのは、塀の上に「こぼれ石」という丸い石を固定せずに乗せ、両端をかまぼこ型の石で留めていること。侵入者が石垣を登って屋敷に入ろうとするとこぼれ石が落ち、音が出る仕組みになっている。





五島氏庭園・心字が池

国指定名勝の五島氏庭園は、隠居した五島氏第30代盛成の隠殿とともに福江城城郭内に造成された庭園。庭園内には往時を偲ぶスポットが数多く残り、庭園を一周するだけでも楽しい。


庭園内にある樹齢約840年と云われる楠は五島のパワースポットだ!




福江城の端に位置する庭園とあって、美しいだけでなく有事の備えもばっちり。この穴は、非常の際にはここを通って城外へ抜けられるようになっている。





隠殿

家督を譲った盛成の屋敷として造られた隠殿は、遊び心たっぷりだ。


化粧部屋にある満月をイメージした丸窓からは、30代の盛成の筆による「堪忍」の文字が見える。この文字を眺めながら毎朝身支度を整えていたのだろうか。




接客部屋の亀の間には、盛成が好んだ亀モチーフがあちらこちらに。





福江城跡

江戸時代当時は、三方が海に囲まれた日本唯一の海城であった。黒船の襲来に備え、幕末に築城された。現在、跡地は高校として利用されている。

五島氏庭園/隠殿/福江城跡(五島氏池田町1-7)
☎0959・72・3519(五島氏庭園 心字が池管理事務所)