おとなの風物詩 2018年7月


熊本県 阿蘇外輪山

柳瀬尚子=写真
photo:Naoko Yanase
■岡田セミナー会員
昼、雨が止んでガスが出てきたときを狙い、半年間通いつめました。きれいな霧が撮れて長谷川等伯の図柄に80%程近づいたと思います。

藤山凡忠=俳句
haiku:Bonchu Fujiyama
■福岡蕗句会会員 蕗の里句会会員
霧の中の松林。流れる霧の中、まるで松林の雫の様な雰囲気。別世界を思わせる光景に、神秘的な大分県の七ツ森古墳が浮かび、作句しました。

■夢か、幻か。儚さに宿る美しさ。

《ハカタユリ》ユリ科/(学名)Lilium brownii var.corchesteri

鎌倉時代、日宋貿易で今の中国より博多に伝来。病害虫に弱く栽培が難しいとされ、次第に絶滅寸前に。だが、2005年開催の都市緑化フェアの目玉として蘇った『幻の博多ゆり』。咲き始めは淡黄色で徐々に白へと変化する。香りは上品で楚々としつつも命輝く佇まいに魅了される。

《月下美人》サボテン科/(学名)Epiphyllum oxypetalum

花はなぜ昼でなく夜を選んだのか—。夕暮れ頃から、優雅で心地よいジャスミンにも似た強い香りが広く漂う。しかし朝には消えてしまう一夜かぎりの花は、まさに美人薄命。中南米原産。夜の暗闇は、花粉を運ぶコウモリを艶やかに魅了するのにちょうどいい。

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