ゆうゆう紀行-第2弾- 新鮮な海鮮に舌鼓!美味を食べ歩く長崎・松浦の旅

海に囲まれ、季節ごとの様々な魚介を楽しめる長崎県松浦市。 とらふぐ、車海老、旬さば、旬アジ…と美味揃い。 福岡からはドライブがてら行ける距離だから 美食を堪能する大人の食いだおれ旅を満喫しよう。

海の幸の宝庫!
ひと目で恋する松浦へ
 長崎県の北、北松浦半島の北東部に位置する松浦市。北は玄界灘と伊万里湾に面し、源平天下分け目となった壇ノ浦の合戦で平家水軍として活躍した「松浦党」発祥の地でもある。この辺りは天然の良港であり、古から伊勢神宮の所領として海の幸を貢進していたそう。現在もその良港は変わらず、全国の総水揚げランキングで常に10本の指に入っている。中でも水揚げ量日本一(※)をほこるアジは、身が引き締まりプリプリ。この良質なアジをサクッと揚げたアジフライは絶品で、市が主体となり「アジフライの聖地」を目指している。福岡から車で約100分とドライブがてら気軽に行ける距離なので、日常から少し離れて小旅行へ出かけてみてはいかがだろう。  まず最初に向かってほしいのが、今年6月にオープンした松浦魚市場内の食堂。2つあるお店どちらもその日に水揚げされたばかりの魚料理を食べることができ、新鮮さに量、コストパフォーマンスの高さと三拍子揃う。おすすめは、やはり市場ならではの刺身定食。鮮度の高い刺身に、舌がとろけること間違いない。もしメニューに迷ったら、先ほど紹介した「アジフライ定食」を食してほしい。松浦産のアジは、味わい・香りともに豊かで優れた身質が自慢。さっくさくの衣の中にふわふわの食感…口にした瞬間、やわらかな甘みが広がりアジフライの虜になるので、この機会にご賞味あれ。 ※水産物流通調査(農林水産省)調べ

  

❶大山公園:染井吉野や山桜など約800本の桜が植樹され、桜の名所として有名。満開の桜とイロハ島を望む景色は格別(見頃:3月下旬~) ❷海の駅とれたて福の島:2018年4月にリニューアル。とびっきり新鮮な鮮魚と、とれたて野菜を販売

自然の美に触れる
絶好のロケーション
 お腹を満たしたら、真っ青にきらめく海を眺めながら海沿いの道をドライブ。そして全長225mある福島大橋を渡り、福島へ。ここは、5万本以上もの藪ツバキが群生することからツバキ島とも呼ばれる島。冬には真紅のツバキが咲き誇り、訪れた人を歓迎してくれる。この緑深い木々と赤い花の美しいコントラスト同様、福島には人々を惹きつけてやまない場所がある。それが“日本棚田百選”にも選ばれた「土谷棚田」。夕日が海に沈む光景を見ることができる数少ない棚田として、日本全国から写真愛好家も集うという。ここから一望できる棚田の緑と海の青が溶けあう爽やかな表情も、海と空が夕暮れに染まるサンセットもまさにフォトジェニック。自然の神秘を感じる絶景に抱かれて、心の洗濯をしよう。


海上遊宴船「遊友松浦つばき号」
松浦の海を優雅に約2時間かけてクルージングする 「つばき号」も感動の連続。いろは島周遊など、コースは4つ。 貸切での運行なので詳しくは問合せを。
 ◎お問い合わせ先 一般社団法人 まつうら観光物産協会 ☎0956-76-8822

車海老に、天然温泉
福島で叶う至福の休日
 福島めぐりを楽しんだ後は「つばき荘」に宿泊してひと休み。伊万里湾に浮かぶ小さな島々を眺めながらぼーっと寛いだり、ミネラルたっぷりの湯に体をゆだねたり、地場産の鮮魚に舌鼓を打ったり…そこには贅沢な時間が待っている。中でもぜひ注目してほしいのが、福島で養殖が盛んな「車海老」。“姿イセエビ、味クルマエビ”といわれるだけあり、甘いだけでなく、海老の味が濃く絶品。そのため、なんと東京・築地市場で最高級ランクの車海老として取引きされているのだそう。この車海老を安価な価格でいただけるのも、この土地ならでは。活きた車海老を自分で剥いて豪快に食べる「おどり食い」を楽しむのも良し、旨みをシンプルに味わうため塩焼きや天婦羅、酒蒸しにして食べるのも良し。旬の車海老をあてにお酒が進み、語らいも盛り上がりそうだ。また、つばき荘の天然温泉は、西九州では珍しいにごり湯としても有名。塩分濃度が濃く、美肌の湯ともいわれる名湯で日ごろの疲れを癒してほしい。  翌日は、眼下にいろは島を望む「大山公園」へ。高台の展望所からの眺望が特に素晴らしく、かの弘法大師もあまりの美しさに筆を落としたといわれる絶景を望むことができる。この一帯は玄海国定公園に指定され、遊歩道が整備されているので、散策コースにぴったり。ゆっくりと歩きながら自然の美を満喫してほしい。  そして、福島大橋の手前にある海の駅「とれたて福の島」で締めくくり。ここには新鮮な車海老やちりめん、つばき油など、福島をはじめとする松浦市の名品がずらり。ここでお気に入りのおみやげを手に入れて帰路に着こう。  想像以上に、福岡から近い長崎県松浦市。予定のない休日があれば、冬を満喫しに遊びに行ってはいかがだろう。

    

❸フグの中でも高級魚と言われるトラフグ。その生産量で、松浦市は全国トップクラスを誇る(旬:10月~2月) ❹自然の入り江を利用した広大な養殖場で丹精込めて育てている。踊り食いが観光客には大人気(旬:10月~1月) ❺味わいと香りのよさ、優れた身質が自慢の松浦産のアジを独自の製法でフライ加工。

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