福岡市博物館「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」

福岡市博物館「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」


3月21日(土)~6月14日(日)

科学が生み出す立体映像表現 アニメの“いのち”づくりを実体験!

 白黒テレビにかじりついて見た鉄腕アトムや鉄人28号。映画館で天然色の鮮やかさに心躍らせたシンデレラなどのディズニー作品。子どものころはアニメに囲まれて育ったように思います。

 あれから半世紀余りが過ぎ、アニメの世界は大きく様変わりしました。今では3次元の立体的な主人公が、活き活きと画面を飛び回ります。最新のアニメの“いのち”はどうやって生み出されるのでしょうか。

 その秘密は、制作過程を8つの工程に分けたコンピューター技術にありました。写真の「座標軸で形をつくる」は、前後・左右・上下の3次元で位置を操作して、登場する人物や動物の原型作りを体験しているところです。もう一枚は、海に差し込む太陽の光を調整しています。光の差し具合で、朝・夕の時間経過や浅瀬や深海といった海の中の様子が表現できます。

 映像制作の流れは、人物や動物の骨格をつくるところから始まって、筋肉や関節を加えることで、キャラクターを立体的に仕上げ、表情や動きが自然になるよう工夫し、最後は映画のワンシーンとして完成させるという工程からなっています。展覧会では、まるで生き物を作り出しているかのような映像づくりを、実際に装置を使って体験することができます。

 ピクサー・アニメーション・スタジオは、「トイ・ストーリー」などの3D作品を手掛けてきたアメリカのアニメーション制作会社です。今回の展示は、世界最大級の体験型科学館ボストン科学博物館と5年前に共同開発したもので、数学や工学といった科学的な発想に基づいています。

 人間工学が幅広く活用される現代ですが、同時に創造性と人間味も欠かせません。アニメの“いのち”づくりの体験は、心に温かさと潤いを与えてくれそうです。

「PIXARのひみつ展」は
ボストンサイエンスミュージアムがPIXARとの協力により開発したものです。

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