これからの住まい

これからの住まい〜私の選択〜File6

自立した大人同士の、
ほどよい距離が心地いい。
(Yさん)

母と娘が一緒に入居できる 高齢者施設

「もう一度ハワイに行きたい」と話すお母さまは、 笑顔がチャーミングな95才

 夫婦で同じ高齢者施設に入居するのはよくある話。だが今回は親子、住宅型有料老人ホーム「レジアス百道」に暮らす娘・Yさんと、介護付き有料老人ホーム「フェリオ百道」に暮らすお母さまが主人公。2つの施設は別々の建物でありながら、共用レストランの扉ひとつでつながっていて、雨の日でも濡れずに行き来できる。このスープの冷めない距離が、自立した理想的な親子関係を生み出している。  「朝のバイタルチェックにはじまって、1日おきの入浴や部屋でのリハビリなど、こまやかに見ていただけるので安心です」と話すYさん。介護の心配がなくなったことで、ご自身は「レジアス百道」で開かれているカルチャー教室で出会った切り絵や、健康麻雀を楽しむほか、南阿蘇・高森のセカンドハウスにも出かけられるようになった。

家族にしかできない “心の介護”

 以前の住まいは、福岡市中央区のマンション。母に介護が必要になった時のことを考え、一緒に入居できる高齢者施設を探しはじめたのが約10年前。見学や体験を繰り返し、「ここなら!」と2人が納得できたのが「レジアス百道」だった。百道の文化的な雰囲気や、広々したプライベートガーデン、ホテルのような優雅さはもちろん、一生を託すところだからと経営母体も吟味した。選定基準はかなり厳しいものであったことが、会話にうかがえる。  その後、お母さまは手厚い介護が受けられる「フェリオ百道」へ移るが、精神的にも時間的にも余裕が生まれたおかげで、2人の関係はいっそう良いものになっていく。「身体的な介護はプロにお任せして、母が人生を全うできるよう力添えをするのが、私の仕事。“生きよう”という気持ちを助けていきたい」のだとか。めざすのは“心の介護”。近々、お母さまも大好きな高森へ、一緒に出かけるのを心待ちにしている。

 
▲入居してから切り絵や料理など、好きなことに打ち込める時間が増えた


▲季節ごとに表情を変える広い中庭も、施設選びの決め手になった

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