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博多座20周年、令和最初の「船乗り込み」~六月博多座大歌舞伎~

5月29日、『六月博多座大歌舞伎』を控え、
博多の初夏の風物詩「船乗り込み」が行われました。

 「船乗り込み」とは、歌舞伎役者が船に乗って“ご当地到着”をお披露目する伝統行事。今では大阪の道頓堀川か福岡の博多川でしか見ることができなくなったそう。今回は、博多座開場20周年および令和最初の記念すべき船乗り込みということで、ぐらんざ編集部も取材して参りました!

 外はバリッと晴れ、5月末とは思えないほどの眩しい日差しが降りそそぐ中、晴天にも後押しされ盛大に行われたこの船乗り込みには、博多に訪れた歌舞伎役者を一目見ようと多くの人が集まりました。コースは例年通り、キャナルシティ博多横の清流公園から博多リバレインまでの約800メートル。色鮮やかなのぼりをはためかせて進む計10隻の船には、人間国宝の尾上菊五郎さんをはじめ、市川左團次さん、中村時蔵さん、中村芝翫さん、尾上菊之助さんなどの大御所から、尾上右近さんら注目の若手役者まで19名の出演者が分乗し、紙吹雪が舞う博多川を下ります。

 道中、太鼓や笛のお囃子が奏でられ、沿道からは「音羽屋ー!」「高島屋ー!」といった掛け声が。船乗り込みの醍醐味は、なんといっても役者さんたちとの距離の近さ!舞台上では別世界にいるかのような存在の彼らが、声を掛ければすぐそこの距離にいるのです。船はゆっくり進むので、編集部Mもアイドルの追っかけになったような気持ちで沿道から同行。手を振れば笑顔で振り返してくれるなんて、これはもうファンになっちゃいますよね。

 川端ぜんざい広場前での口上を経て、博多リバレイン横にて下船した後は、鏡天満宮を参拝。イベントを締めくくる式典では、尾上菊五郎さんが今回の公演の見どころの一つ、菊五郎という名のために描かれた「野晒悟助」について、「最後は大立ち回りもございますので、ご観劇くださいますようお願い申し上げます」と挨拶していました。
 博多座公演を前に、出演者の意気込みを感じた船乗り込み。上演がますます楽しみです。

【公演情報】 博多座開場20周年記念『六月博多座大歌舞伎』
公演日程:62日(日)【初日】~626日(水)【千穐楽】
公演時間:(昼の部)11時00分 開演、(夜の部)16時30分 開演 ※6月21日夜の部は貸切
◎ご観劇券購入等の詳細は博多座ホームページよりご確認ください。

 

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